【決意表明 2016】

副主将 #25 小島流石

昨年我々阪大アイスホッケー部はリーグ戦を全敗して2部に 降格し、七帝戦でも最下位になった。僕自身試合に出場していながら、何ひとつ貢献できないままリーグ戦、七帝戦を終えた。試合を通じて味わった無力感、悔しさ、自分に対する怒りは人生において忘れることはない。恐らくこれは僕だけでなく、新4回生全員が感じたものだ。
だからこそ、それを味わった新4回は1部B復帰、七帝戦優勝という目標に対して強く揺るがない意志を持たなければいけない。それが引退された4回生へのせめてもの恩返しであり、僕たちに課された義務である。

チームスポーツではたびたびチームが同じ方向を向かないと勝てない、と言われる。では、同じ方向を向くとはどういうことなのか。同じ目標に向かって突き進むこと、それは間違いない。だが、誰も1部Bに復帰したくないなんて思ってるやつはいないだろうし、七帝を最下位で終えたいと思ってるやつもいないだろう。ここでいう同じ方向とは目標に対する思いの強さだ。その強さが同じであれば、チームは同じ方向を向いているといえる。
その強さをより高いところで一致させるために何が必要か。個々人がもっと高く、より具体的な目標を持つことが必要だと感じている。今年、部室に全員が目標 を張り出した。その意図は目標をたて、それを公に発表することで常に意識し続けることにある。それぞれ目標は違えど、個人の目標の先にチームの目標がある。だから生半可な目標や、抽象的ではっきりしないような目標ではいけない。個人の目標を全員が高く持ち、意識し続けた先にチームの成長、勝利、すなわち 目標達成がある。僕はリーグNo. 1のDFになることを掲げた。自分に現時点でまったくこの目標に見合う実力がないことは大いに理解している。だが、チームの目標を達成するため、必ず達成する。僕自身としてもチームとしても大きく飛躍し、仲間たちと最高の瞬間を味わうため、一切妥協せずこの1年を過ごす。以上を僕の決意とする。