【決意表明 2016】

副主将 #53 笠原祥治

ある日、エレベーターに乗っている時赤ちゃんに見つめられた。思わず、僕は微笑み返した。なぜ僕は微笑み 返したのか。それは、赤ちゃんの瞳にやられたからに違いない。あれは一瞬の出来事だったが、今でも鮮明に思い返すことができる。あの純粋でキラキラとした 瞳を。好奇心に満ち溢れている瞳を。
僕たちは、大人になるにつれて利口になっていくが、利口になり過ぎているとも思う。周りの目を気にしながら日々を過ごし、楽しみがない毎日。その影響ゆえに、僕たちの瞳もキラキラしたものではなく、どこかどんよりと曇った瞳になっている。
僕の決意は、「赤ちゃんの瞳」を取り戻すことだ。わけのわからない、陳腐な決意であるとは承知している。しかしながら、その瞳を取り戻すことができた先に大きな成長があると信じる。
取り戻すにはどうすればいいかそれは、ホッケーを「楽しむ」ことだ。ホッケーが楽しいと感じるのではない。「楽しむ」のである。楽しむとは、ニュアンスと して自主的に楽しいと感じることだ。辛い練習は楽しくはないが「楽しむ」ことはできると思う。「楽しむ」ことは、創意工夫しながら自分なりに楽しんでいる 状況だ。そこには必ず成長したい、上手くなりたいという気持ちもあり、色々なことを吸収したいという好奇心もあるはずだ。
つまるところ、僕の決意とは、
部員全員でホッケーを「楽しむ」一年にしたい。これである。